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檀家をやめる手順と費用|離檀料に相場がない理由と5段階の進め方

檀家をやめる手順と費用 お墓・埋葬・葬儀
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2025年度、全国の市区町村が出した改葬(お墓の引っ越し)の件数は19万1,212件でした。5年前の2020年度は11万7,772件ですから、約1.6倍に増えています。

改葬のすべてが檀家をやめる話ではありません。それでも、遠くの菩提寺から自宅近くの納骨堂へ、跡を継ぐ人がいない家のお墓を合祀墓へ、という流れの多くは、お寺との関係の見直しと一緒にやってきます。

そこで迷うのが、離檀料はいくら包むのか、払わないと遺骨を出してもらえないのか、という点です。答えは法律と宗派の公式見解に、かなりはっきり書かれています。

出典: 厚生労働省『衛生行政報告例』第6表 埋葬及び火葬の死体・死胎数並びに改葬数(令和2〜7年度)

「離檀料は○○万円が相場」は本当か

インターネットで調べると、離檀料の相場として具体的な金額を挙げる記事がたくさん出てきます。けれども、その額を裏づける公的な統計や、宗派が定めた基準は見つかりません。

曹洞宗宗務庁は2023年10月、テレビや雑誌の報道を受けて見解を公表しました。宗門として離檀料に関する取り決めはなく、檀信徒から離檀料を受け取るよう寺院を指導してもいない、という内容です。離檀するときにお礼を包むかどうかは本人の気持ちによるもので、額は地域の慣習や当事者どうしの話し合いで決まる、と説明しています。

出典: 曹洞宗宗務庁『離檀料・墓じまいに関する報道について』(2023年10月25日)

国民生活センターも、墓じまいの際に高額なお布施(いわゆる離檀料)を求められたという相談が寄せられているとして注意を呼びかけました。そこでも「離檀料に明確な基準はなく」と書かれています。

出典: 熊本市『墓じまい 離檀料に関するトラブルに注意』(国民生活センター 見守り新鮮情報 第424号・2022年6月28日を掲載)

墓地、埋葬等に関する法律(墓地埋葬法)にも、離檀料の定めはありません。法律が求めているのは、遺骨を別の墓地へ移すときに市区町村長の許可を受けること、その申請に墓地管理者の証明書を付けることです。

出典: 墓地、埋葬等に関する法律/同法施行規則 第2条

よく聞く話資料で確かめられること確かめた資料
離檀料には相場がある宗派・公的機関の基準はない。額は慣習と話し合いで決まる曹洞宗宗務庁の見解、国民生活センター
離檀料を払わないと改葬できない改葬に必要なのは市区町村長の許可。申請には墓地管理者の埋蔵証明書を付ける墓地埋葬法5条、同施行規則2条
お寺が証明書を出さなければ打つ手がない出してもらえない事情があれば、市区町村長が認める代わりの書面で申請できる同施行規則2条2項1号、厚生労働省の事務連絡(2026年1月)
遺骨を家に置くにも許可が要る自宅に安置する・散骨する場合、改葬許可は要らないとされる総務省東北管区行政評価局の資料(厚生労働省の見解として)
離檀と改葬をめぐる思い込みと、資料で確かめられる事実

出典: 墓地、埋葬等に関する法律/同法施行規則 第2条/出典: 総務省東北管区行政評価局『墓じまいに関する情報収集結果』(2026年1月30日)/出典: 総務省東北管区行政評価局『墓じまいに関する情報収集結果』別添1

ただし一つだけ注意があります。お寺の境内墓地を使っている場合、墓地の使用規則や契約書に、返還のときの取り決めが書かれていることがある。曹洞宗の見解も、お墓の扱いは使用規則があるので管理者に確かめるよう促しています。払うかどうかを考える前に、まず手元の書類を読み返してください。

編集部は、離檀のお礼を「払うべき料金」ではなく「これまでの供養への謝意」と捉えています。だから額は自分で決めてよいし、金額の根拠を寺院に尋ねることも失礼ではない、という立場です。

檀家をやめると、何がなくなって何が残るのか

檀家とは、特定のお寺(菩提寺)に葬儀や法要を任せ、その寺を経済的に支える家のことです。江戸時代の寺請制度にさかのぼる慣習で、法律で決まった身分ではありません。入るのに届出が要らないのと同じく、やめるのにも役所への届出はありません。

やめると変わるのは、主に次の三つです。境内墓地の使用、葬儀や年忌法要をその寺に頼む前提、そして護持会費や寄付の求め。寺院墓地と檀家のつながりは寺院墓地と檀家の関係で詳しく取り上げました。

項目檀家のまま離檀したあと
境内のお墓使い続けられる原則として返還する(墓石を撤去して更地に)
葬儀・年忌法要菩提寺の住職に頼む別の寺院や僧侶派遣、無宗教の形式から選ぶ
護持会費・寄付寺の求めに応じて納める納める理由がなくなる
戒名・法名菩提寺から授かる新しく頼む寺院の考え方による
過去帳の記録寺に残る寺の記録として残ることが多い(扱いは寺院に確認)
檀家のままの場合と離檀したあとの違い(一般的な傾向。寺院・宗派によって異なる)

逆に言えば、境内にお墓がない家は、離檀してもお墓の手続きは発生しません。葬儀や法要の頼み先を変えるだけで済み、かかるのは今までのお礼をどうするかという判断だけです。

戒名は、のちに別の寺院へ葬儀を頼んだとき、改めて付け直す求めを受けることがあります。宗派が変わる場合は特に、ここで意見が分かれます。戒名の考え方は戒名の位号と戒名料も参考にしてください。

改葬は5年で1.6倍。数字で見るお墓の引っ越し

改葬の件数は、厚生労働省の衛生行政報告例で毎年度公表されています。2020年度から2025年度までの全国の数を並べました。

年度改葬(件)うち無縁墳墓等の改葬(件)
2020(令和2)117,7722,718
2021(令和3)118,9753,309
2022(令和4)151,0763,414
2023(令和5)166,8863,651
2024(令和6)176,1403,006
2025(令和7)191,2123,526
全国の改葬件数の推移(厚生労働省『衛生行政報告例』第6表)

出典: 厚生労働省『衛生行政報告例』第6表 埋葬及び火葬の死体・死胎数並びに改葬数(令和2〜7年度)

全国の改葬件数(年度)
出典: 厚生労働省『衛生行政報告例』第6表(令和2〜7年度)

2021年度から2022年度にかけて3万件以上増え、その後も毎年1万件前後ずつ伸びています。総務省東北管区行政評価局は、2014年度に約8万4千件だった改葬が2024年度には約17万6千件と倍増した、とまとめました。

出典: 総務省東北管区行政評価局『墓じまいに関する情報収集結果』(2026年1月30日)

無縁墳墓等の改葬は、縁故者が見つからないお墓を管理者が整理するときの手続きで、毎年3千件前後あります。継ぐ人のいないお墓をそのままにしておくと、いずれこちらの手続きに回る可能性がある。離檀を考える家の多くが、それを避けたいという理由を挙げます。

離檀の進め方は5段階。順番を間違えると揉める

手続きの中心は改葬許可です。遺骨を新しいお墓や納骨堂に移すなら、遺骨が今ある場所の市区町村長に申請し、改葬許可証を受け取ります。申請書には、今の墓地の管理者が作る埋蔵証明書を付けなければなりません。

出典: 墓地、埋葬等に関する法律/同法施行規則 第2条

離檀と改葬の一般的な流れ(墓地埋葬法・同施行規則をもとに作成。自治体や寺院によって順番が前後する)
離檀と改葬の一般的な流れ(墓地埋葬法・同施行規則をもとに作成。自治体や寺院によって順番が前後する)

1. 家族・親族と話す

最初の相手はお寺ではありません。お墓に眠っている人の子や兄弟、本家と分家。離檀は家の決めごとなので、後から「聞いていない」と言う親族がいると、お寺との話もこじれます。墓地の使用者(名義人)が誰かも、このとき確かめておきます。名義人以外が改葬を申請するには、名義人の承諾書が要るからです。

出典: 墓地、埋葬等に関する法律/同法施行規則 第2条

2. 菩提寺に相談する

電話や手紙で用件だけ伝えるより、寺に出向いて住職と話すほうが、たいてい話が早く進みます。切り出すときは「やめます」より「お墓を守っていけなくなりそうで、相談したい」のほうが角が立ちません。理由(遠方への転居、継ぐ人がいない、など)と、これまで供養してもらったお礼を先に伝えます。

この場で、閉眼供養の日程、境内墓地の返還の条件、離檀のお礼をどう考えているかを聞いておきます。金額を寺から示された場合、その場で即答しなくて構いません。持ち帰って家族と相談すると伝えるのは、ごく普通の対応です。

3. 新しい納骨先を決める

遺骨をどこへ移すかで、必要な書類が変わります。新しい墓地や納骨堂へ移すなら改葬許可が要り、受け入れ先から受入証明書(使用許可証)をもらいます。永代供養墓や納骨堂の選び方は納骨堂の費用と種類とお墓・埋葬の種類と費用、地域で探すなら愛知県で永代供養ができる寺も見てください。

4. 書類をそろえて改葬許可を申請する

申請書に書く内容は、施行規則第2条で決まっています。申請先は、遺骨が今ある場所の市区町村。様式は自治体ごとに違うので、窓口かウェブサイトで入手します。

書類誰が作る・どこでもらう根拠
改葬許可申請書申請者が書く(様式は市区町村)施行規則2条1項
埋蔵証明書(埋葬・収蔵の事実を証する書面)今の墓地・納骨堂の管理者(菩提寺)施行規則2条2項1号
墓地使用者の承諾書名義人以外が申請するとき、名義人が書く施行規則2条2項2号
受入証明書・使用許可証新しい墓地・納骨堂の管理者施行規則2条2項3号(市区町村長が求める書類)
改葬許可の申請に使う主な書類(受入証明書の要否は市区町村によって異なる)

出典: 墓地、埋葬等に関する法律/同法施行規則 第2条

申請書には、亡くなった人ごとに本籍・住所・氏名・死亡年月日・埋葬の場所と年月日を書きます。古いお墓では、明治や大正に亡くなった人の情報が分からないこともある。わかる範囲で埋めて窓口に相談すれば、多くは対応してもらえます。

5. 閉眼供養をして墓石を撤去する

改葬許可証が出たら、閉眼供養(魂抜き・お性根抜き)をしてから遺骨を取り出し、石材店に墓石を撤去してもらいます。区画を更地に戻して寺に返し、遺骨と改葬許可証を新しい納骨先に届ければ終わりです。

離檀までのスケジュールの目安(編集部の想定)
  • 6か月前
    親族で話し合う
    名義人、遺骨の数、移す先の候補を確認する
  • 5か月前
    菩提寺に出向いて相談
    閉眼供養の日程、墓地返還の条件、お礼の考え方を聞く
  • 3〜4か月前
    納骨先と石材店を決める
    受入証明書を受け取り、撤去の見積もりを2社以上から取る
  • 2か月前
    改葬許可を申請
    埋蔵証明書と承諾書を付けて市区町村に出す
  • 当日
    閉眼供養・遺骨の取り出し
    お布施と離檀のお礼を渡し、撤去工事に入る

期間はあくまで想定で、法律で決まったものではありません。お彼岸やお盆は寺も石材店も忙しいので、その時期を外すと日程を組みやすくなります。

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樹木葬・永代供養・納骨堂の違いと相場は お墓・埋葬の種類と費用相場 にまとめています。

離檀にかかる費用は何と何か

離檀そのものより、お墓を片づけて遺骨を移すほうにお金がかかります。項目ごとに、金額が公表されているかどうかも合わせて整理しました。

費用の項目支払う相手金額の手がかり
閉眼供養のお布施菩提寺正蓮寺の公表例: 墓前精抜(墓じまいを含む)2万円+交通費5千〜1万円
離檀のお礼菩提寺宗派・公的機関の基準なし。地域の慣習と話し合い
墓石の撤去・区画の整地石材店区画の広さ・重機が入るかで変わる。見積もりで比べる
改葬許可の手数料市区町村無料の自治体も有料の自治体もある。窓口で確認
新しい納骨先寺院・霊園・納骨堂永代供養墓、納骨堂、樹木葬などで大きく異なる
開眼供養・納骨法要新しい納骨先の寺院正蓮寺の公表例: 墓前納骨法要2万円
離檀と改葬にかかる費用の項目(金額は真宗大谷派 正蓮寺の公表例。他は公的な相場がないため見積もり・確認で把握する)

出典: 真宗大谷派 正蓮寺『お布施目安一覧』(2025年4月改定)

閉眼供養のお布施も、法要のお布施と同じで寺院ごとに額が違う。名古屋市中川区の正蓮寺(真宗大谷派)が公表している墓前の精抜(墓じまいを含む)は2万円、読経は15分です。包み方や渡し方は年忌法要と共通なので、三回忌のお布施や一周忌のお布施の相場の内容がそのまま使えるでしょう。

墓石の撤去は、費用の差がもっとも出やすい部分です。区画の面積、墓石の大きさ、通路が狭くて重機が入れないかどうか、で見積もりが変わる。境内墓地では寺が指定する石材店しか入れないこともあるので、相談の段階で聞いておきます。

離檀のお礼を包む場合、表書きは「御布施」とするのが一般的です。閉眼供養のお布施とは別の封筒にするか、一つにまとめるかは寺院と相談して決めます。墓じまい全体の段取りは墓じまいの費用と手順にまとめました。

寺から金額を示されたら、その場で決めずに持ち帰る。内訳(閉眼供養、離檀のお礼、撤去工事)を分けて聞き、書面でもらえるか尋ねる。納得できなければ消費者ホットライン188へ。

高額な請求、証明書を出してもらえない……揉めたときの選択肢

国民生活センターに寄せられた相談で目立つのは、墓じまいの際に高額なお布施を求められたというものです。センターは、離檀料に明確な基準はなく、納得できない場合は基本的に寺と話し合うことになる、としたうえで、わからないことは消費者ホットライン(188)に相談するよう案内しています。

出典: 熊本市『墓じまい 離檀料に関するトラブルに注意』(国民生活センター 見守り新鮮情報 第424号・2022年6月28日を掲載)

埋蔵証明書を書いてもらえない場合

話し合いがこじれて、寺が埋蔵証明書を出さないこともあります。施行規則は、管理者の証明書によりがたい特別の事情があれば「市町村長が必要と認めるこれに準ずる書面」で申請できると定めています。

出典: 墓地、埋葬等に関する法律/同法施行規則 第2条

この扱いは、1955年(昭和30年)の厚生省の回答で示されていました。管理者が証明を拒んだら、市町村はまず管理者に出すよう指導し、なお拒むなら代わりの書面で取り扱って差し支えない、という内容です。ところが総務省東北管区行政評価局が東北の9市町村に聞いたところ、7市町村がこの回答を知りませんでした。

これを受けて厚生労働省は2026年1月23日、自治体向けのQ&Aを事務連絡で出しています。代わりの書面の例として挙がっているのは、墳墓の写真や、埋蔵証明書を出せない経緯を書いた申述書です。

出典: 総務省東北管区行政評価局『墓じまいに関する情報収集結果』(2026年1月30日)

実際に、管理者が亡くなって後任がいない墓地で、墳墓の写真と改製原戸籍によって、故人がそこに葬られていることと申請者との続柄を確かめ、改葬を許可した市町村の例も報告されています。

出典: 総務省東北管区行政評価局『墓じまいに関する情報収集結果』別添1

困りごとまず取る行動相談先
金額に納得できない内訳を聞き、持ち帰って家族と相談する菩提寺、消費者ホットライン188
埋蔵証明書を出してもらえない経緯を記録し、市区町村の墓地担当課に代わりの書面を相談する遺骨がある場所の市区町村
住職が反対している理由を聞き、親族の同席で改めて話す宗派の宗務所、市区町村
寺の住職が不在・後任がいない墳墓の写真と戸籍で事実を示せるか確認する遺骨がある場所の市区町村
離檀でよくある困りごとと、取れる行動(相談先は総務省・国民生活センターの資料をもとに整理)

編集部の考えでは、代わりの書面で申請するのは最後の手段です。法的には道があっても、寺の境内にある墓石を撤去するには寺の協力が要りますし、話し合いの記録を残しておくことが、市区町村に事情を説明するときの支えになります。

遺骨の行き先と、離檀後の葬儀・法事

離檀後の納骨先は、継ぐ人がいるかどうかで選び方が分かれます。

  • 永代供養墓・合祀墓: 寺院や霊園が供養と管理を続ける。継ぐ人がいなくてもよい
  • 納骨堂: 屋内に遺骨を収める。都市部に多く、お参りしやすい
  • 樹木葬: 墓石の代わりに樹木や草花を目印にする
  • 自宅での安置・散骨: 改葬許可は要らないとされる。ただし後で納骨するときの書類は確認が要る

出典: 総務省東北管区行政評価局『墓じまいに関する情報収集結果』別添1

永代供養墓は、新たに檀家になることを求めない寺院が少なくありません。契約前に、檀家になる必要があるか、年会費はあるか、何年後に合祀されるかの3点は書面で確かめてください。種類ごとの違いはお墓・埋葬の種類と費用で比べています。

離檀後に身内が亡くなったら、葬儀は別の寺院に頼むか、僧侶を手配するサービスを使うか、無宗教の形で営むかを選びます。小規模に営むなら家族葬の費用相場、寺に直接頼む場合のお布施はお寺に葬儀を頼む費用とお布施が参考になります。位牌や仏壇をどうするかは位牌の作り方と費用で取り上げました。

一方、宗旨を変えずに別の寺へ移る「転檀」という選択肢もあります。今の寺との関係を終えるのは同じでも、新しい寺院で年忌法要を続けられる。供養の形をあまり変えたくない家には、こちらのほうが合うかもしれません。

やめる前に考えておきたい三つのこと

離檀は取り消しの難しい決断です。迷っているなら、次の三つに答えが出てから動いても遅くありません。

  1. お墓に入っている人を、今後誰が供養するか(自分の代で終えるのか、子が引き継ぐのか)
  2. 菩提寺に不満があるのか、それとも距離や費用の問題なのか
  3. 親族の中に、今のお墓や寺との関係を大切にしている人はいないか

寺への不満が理由なら、離檀の前に一度、住職と率直に話す価値はあります。距離が理由なら、遺骨の一部だけを手元に移す、年忌法要だけ近くの寺に頼む、という中間の道もある。費用が理由なら、護持会費や寄付の額について相談できる寺も少なくないはずです。

私たちは、離檀をお寺との「縁切り」ではなく、供養の場所を移す手続きだと考えています。最後の法要を菩提寺で丁寧に勤めてもらえれば、その寺との関係は穏やかに終えられることが多い、というのが編集部の見方です。

曹洞宗大本山 永平寺の場所

曹洞宗の大本山永平寺がある福井県の神社・お寺、国民生活センターの注意喚起を転載している熊本市のある熊本県の神社・お寺の寺院も、当サイトから探せます。

離檀について、よく聞かれること

Q
離檀届は役所に出す必要がありますか?
A

役所への届出はありません。檀家は法律上の身分ではないためです。寺によっては離檀届や離檀証明を書面で交わすことがあり、その場合は寺の様式に従います。役所に出すのは、遺骨を移すときの改葬許可申請です。

Q
お墓がない家でも、離檀するときにお礼は必要ですか?
A

必要かどうかを決めた基準はありません。曹洞宗宗務庁は、離檀時のお礼は本人の気持ちによるもので、額は地域の慣習や当事者の話し合いで決まると説明しています。お墓がなければ閉眼供養や撤去の費用もかかりません。

Q
手紙で離檀を伝えてもいいですか?
A

遠方で出向けない事情があれば、手紙で相談を申し入れることはできます。その場合も、用件だけでなく、これまでの供養へのお礼と離檀を考える理由を書き、日を改めて電話か訪問で話す形にすると、寺も受け止めやすくなります。

Q
遺骨を自宅に置くだけなら、改葬許可はいりませんか?
A

総務省東北管区行政評価局の資料では、厚生労働省の見解として、自宅に安置する場合と散骨する場合は改葬許可は必要ないとされています。墓石の撤去や寺への返還は別の話なので、寺との相談は欠かせません。

Q
離檀したあと、同じ寺に法事だけ頼めますか?
A

答えは寺の方針次第。檀家以外の法要も受ける寺があれば、受けない寺もあります。離檀の相談のときに聞いておけば、年忌法要の頼み先を早めに決められるはずです。

出典: 曹洞宗宗務庁『離檀料・墓じまいに関する報道について』(2023年10月25日)/出典: 総務省東北管区行政評価局『墓じまいに関する情報収集結果』別添1

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墓石の価格は石材店によって差があります。複数の石材店から無料で見積もりを取り、内容と金額を比べてから決めると安心です。

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デザインから選びたい方は VR展示場で墓石デザインを見られる【石屋千鳥】 も参考になります。

樹木葬・永代供養・納骨堂の違いと相場は お墓・埋葬の種類と費用相場 にまとめています。

参考・出典

いずれも2026年10月31日参照。

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