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一粒万倍日2027は60日|天赦日と重なる3日と月別カレンダー、神社参拝と財布

一粒万倍日2027は60日 行事・作法関連
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一粒万倍日は「月に1〜2回の特別な日」と思われがちですが、2027年(令和9年)は1年で60日あります。

月に4〜6回めぐってくる計算で、珍しい日ではありません。そのぶん、天赦日や寅の日と重なる日をどう選ぶかで、暦の使い方の上手い下手が出ます。2027年の天赦日は6日、そのうち一粒万倍日と重なるのは7月14日・9月26日・12月11日の3日だけでした。

日付はすべて、国立天文台が発表した2027年の節入り日と日の干支から和めぐり編集部が数えています。数え方の決まりは国立国会図書館の電子展示『日本の暦』に載っている表に従いました。

出典: 国立天文台『暦要項 令和9年 二十四節気』、国立国会図書館『日本の暦』吉凶を表す言葉④、国立国会図書館『日本の暦』吉凶を表す言葉③下段

2027年の“最強の日”はいつ?重なりの多い順に並べた13日

吉日が重なる日を「最強開運日」と呼ぶ習慣があります。暦そのものに順位はありませんが、重なっている暦注の数で並べると、選ぶときの手がかりになります。

並べ方は次のとおり。天赦日を最上位に置き、そこへ一粒万倍日・甲子・寅の日が何個重なるかで順番をつけました。

4月15日(木)と8月13日(金)は、天赦日ではないものの、一粒万倍日と甲子が重なる日として表に入れています。

順位日付(2027年)日の干支重なる暦注
112月11日(土)甲子一粒万倍日・天赦日・甲子
27月14日(水)甲午一粒万倍日・天赦日
39月26日(日)戊申一粒万倍日・天赦日
42月28日(日)戊寅天赦日・寅の日
54月29日(木・祝)戊寅天赦日・寅の日
63月12日(金)庚寅一粒万倍日・寅の日
73月24日(水)壬寅一粒万倍日・寅の日
84月15日(木)甲子一粒万倍日・甲子
95月15日(土)甲午天赦日
108月13日(金)甲子一粒万倍日・甲子
116月7日(月)丁巳一粒万倍日・巳の日
126月19日(土)己巳一粒万倍日・巳の日
137月1日(木)辛巳一粒万倍日・巳の日
出典: 国立国会図書館『日本の暦』の選日表と国立天文台『暦要項 令和9年』の節入り日から編集部が算出

1位の12月11日(土)は、天赦日・一粒万倍日に加えて六十干支の最初の「甲子」に当たります。国立国会図書館の解説では、甲子の日は吉とされ、大黒天を祭る甲子祭(きのえねまつり)が行われてきた日です。土曜日で、年末の準備を始める時期とも重なります。(出典: 国立国会図書館『日本の暦』吉凶を表す言葉④)

7月14日(水)と9月26日(日)は天赦日と一粒万倍日の組み合わせ。9月26日は日曜なので、遠方の神社へ出かけるならこちらが動きやすいでしょう。

2月28日(日)と4月29日(木・祝)は、天赦日に寅の日が重なる日です。一粒万倍日ではありません。順位表の中で一粒万倍日が付かないのはこの2日と5月15日(土)だけ。

編集部の見方: 「最強」を一つに決めるより、天赦日の6日を先にカレンダーへ書き込み、残りは一粒万倍日の土日から選ぶ、という順番のほうが予定を立てやすいと考えています。

2027年 天赦日の6日
  • 2月28日(日)
    天赦日・寅の日
    日の干支は戊寅。春の天赦日
  • 4月29日(木・祝)
    天赦日・寅の日
    日の干支は戊寅。春の天赦日
  • 5月15日(土)
    天赦日
    日の干支は甲午。夏の天赦日
  • 7月14日(水)
    一粒万倍日・天赦日
    日の干支は甲午。夏の天赦日
  • 9月26日(日)
    一粒万倍日・天赦日
    日の干支は戊申。秋の天赦日
  • 12月11日(土)
    一粒万倍日・天赦日・甲子
    日の干支は甲子。冬の天赦日

1月から12月まで、月別の一粒万倍日カレンダー

暦の上の「月」は、1日ではなく節入りの日で切り替わります。表の「節月」の欄は、その月の一粒万倍日がどちらの節月の決まりで数えられたかを示しています。祝日は国立天文台『暦要項 令和9年 国民の祝日』で確かめました。

月一粒万倍日(重なる暦注)日数節月
1月9日(土)
12日(火)
21日(木)
24日(日)
4丑月
2月2日(火)
8日(月)
15日(月)
20日(土)
27日(土)
5丑月・寅月
3月4日(木)
7日(日)
12日(金)=寅の日
19日(金)
24日(水)=寅の日
31日(水)
6寅月・卯月
4月6日(火)
15日(木)=甲子
18日(日)
27日(火)
30日(金)
5辰月
5月12日(水)
13日(木)
24日(月)
25日(火)
4巳月
6月5日(土)
7日(月)=巳の日
8日(火)
19日(土)=巳の日
20日(日)
5巳月・午月
7月1日(木)=巳の日
2日(金)
14日(水)=天赦日
17日(土)
26日(月)
29日(木)
6午月・未月
8月7日(土)
8日(日)
13日(金)=甲子
20日(金)
25日(水)
5未月・申月
9月1日(水)
6日(月)
9日(木)
14日(火)
21日(火)
26日(日)=天赦日
6申月・酉月
10月3日(日)
9日(土)
18日(月)
21日(木)
30日(土)
5酉月・戌月
11月2日(火)
14日(日)
15日(月)
26日(金)
27日(土)
5戌月・亥月
12月10日(金)
11日(土)=天赦日・甲子
22日(水)
23日(木)
4子月
出典: 国立天文台『暦要項 令和9年』の節入り日と、国立国会図書館『日本の暦』の選日表から編集部が算出
2027年 月別の一粒万倍日の日数
出典: 国立天文台『暦要項 令和9年』と国立国会図書館『日本の暦』の選日表から編集部が算出

年間60日を月で割ると平均5日。少ない月は1月・5月・12月の4日、多い月は3月・7月・9月の6日でした。

1月〜3月:仕事始めと初詣の時期

1月1日から4日までは前年12月7日の大雪から続く「子の月」で、決まりは亥・子の日。2027年は該当する日がなく、三が日に一粒万倍日はありません。1月5日の小寒からは丑の月に替わり、9日(土)が年明け最初の一粒万倍日になります。(出典: 国立天文台『暦要項 令和9年 二十四節気』)

初詣の日取りを一粒万倍日に合わせたいなら、1月9日(土)か24日(日)が候補です。混雑のピークを外せる時期でもあります。初詣をいつまでに済ませるかの目安は初詣はいつまで?作法と元日の過ごし方で扱っています。

2月は4日の立春で寅の月に入り、決まりが丑・午に替わります。8日(月)は午の日で、伏見稲荷大社などで初午祭が行われる日。28日(日)は天赦日と寅の日が重なる、春の最初の大きな吉日です。

3月は12日(金)と24日(水)が一粒万倍日と寅の日の組み合わせ。6日の啓蟄から決まりが酉・寅になるため、寅の日と重なりやすい月です。初午の数え方は初午2027と稲荷神社にまとめています。

4月〜6月:新年度と春の連休

4月5日の清明から辰の月。一粒万倍日は6日・15日・18日・27日・30日の5日あります。29日(木・祝)の天赦日は一粒万倍日ではなく、翌30日(金)が一粒万倍日という並びです。

ゴールデンウィークの5月3日〜5日には一粒万倍日がありません。6日の立夏で巳の月に入り、卯・辰の日が該当するので、12日(水)と13日(木)が連続で一粒万倍日になります。5月15日(土)は夏の天赦日。

6月6日の芒種からは午の月で、巳・午の日。7日(月)と19日(土)は巳の日にも当たります。

7月〜9月:天赦日が2回ある夏と秋

7月の目玉は14日(水)の天赦日。7日の小暑で未の月に入り、酉・午の日が一粒万倍日になるため、甲午の天赦日がそのまま重なりました。1日(木)は巳の日との組み合わせです。

8月は8日の立秋で申の月に替わり、子・未の日。7日(土)と8日(日)は節月をまたいで連続しています。お盆の13日(金)も一粒万倍日。

9月は26日(日)が天赦日と重なります。秋のお彼岸(秋分の日は9月23日)の直後で、墓参りと神社参拝を同じ週末にまとめる人もいるでしょう。(出典: 国立天文台『暦要項 令和9年 国民の祝日』)

10月〜12月:年末の準備に向く日

10月8日の寒露から戌の月、11月8日の立冬から亥の月。10月は3日(日)・9日(土)・30日(土)と週末が3回あります。11月は14日(日)と27日(土)。

12月は7日の大雪から子の月で、10日(金)・11日(土)・22日(水)・23日(木)の4日。11日(土)が年間1位の日です。年末に新しいお札を受けるなら、この日を軸に予定を組むのも一案。神棚やお守りの扱いはお守りを複数持つときの考え方も参考になります。

2026年の残り(11月〜12月)

今年のうちに動きたい人向けに、2026年11月6日以降の一粒万倍日も数えました。11月7日の立冬で亥の月、12月7日の大雪で子の月に替わります。(出典: 国立天文台『暦要項 令和8年 二十四節気』)

日付(2026年)日の干支重なる暦注
11月7日(土)乙酉一粒万倍日
11月8日(日)丙戌一粒万倍日
11月19日(木)丁酉一粒万倍日
11月20日(金)戊戌一粒万倍日
12月1日(火)己酉一粒万倍日
12月2日(水)庚戌一粒万倍日
12月15日(火)癸亥一粒万倍日
12月16日(水)甲子一粒万倍日・天赦日・甲子
12月27日(日)乙亥一粒万倍日
12月28日(月)丙子一粒万倍日
出典: 国立天文台『暦要項 令和8年』の節入り日と国立国会図書館『日本の暦』の選日表から編集部が算出

12月16日(水)は天赦日・一粒万倍日・甲子が重なる日です。2027年12月11日と同じ組み合わせが、ちょうど1年前にもあったことになります。

年末から立春までの暦の並び

年をまたぐ時期は、暦の切り替わりと神社の行事が続きます。日付の順に並べると、予定が立てやすくなります。

日付暦・行事一粒万倍日との関係
2026年12月16日(水)天赦日・甲子一粒万倍日と重なる
2026年12月27日(日)・28日(月)子の月の亥・子の日年内最後の一粒万倍日
2027年1月1日(金・祝)〜4日(月)三が日と仕事始めの週該当なし
2027年1月5日(火)小寒(丑の月に入る)決まりが卯・子に替わる
2027年1月9日(土)年明け最初の一粒万倍日初詣を兼ねやすい週末
2027年1月11日(月・祝)新年初めての寅の日一粒万倍日ではない
2027年2月3日(水)節分該当なし
2027年2月4日(木)立春(寅の月に入る)決まりが丑・午に替わる
2027年2月8日(月)初午一粒万倍日と重なる
2027年2月28日(日)天赦日・寅の日一粒万倍日ではない
出典: 国立天文台『暦要項 令和8年・令和9年』、国立国会図書館『日本の暦』の選日表から編集部が算出

立春は九星の年が替わる目安でもあり、八方塞がりや厄年の数え方にも関わります。新年のお祓いと吉日の参拝を同じ日にまとめたい人は、厄年早見表2027も見ておくと日取りを決めやすいはずです。

御朱印帳・参拝グッズを探す

お寺用・神社用の使い分けや選び方は本文で解説しています。

なぜこの日付になるのか。節月と十二支の決まり

一粒万倍日は、月の十二支と日の十二支の組み合わせで決まります。国立国会図書館の解説によると、もとは2通りの選び方があり、今は両方を併用しているため、1か月に2種類の十二支が該当します。(出典: 国立国会図書館『日本の暦』吉凶を表す言葉④)

日の十二支は12日ごとに一巡するので、2種類なら1か月に4〜6回。年60日前後になるのはこのためです。干支が日にも割り当てられてきたことは国立天文台『暦Wiki 干支』に説明があります。

一粒万倍日の決まり方。節月の十二支と日の十二支を照らし合わせる
一粒万倍日の決まり方。節月の十二支と日の十二支を照らし合わせる
節月(始まる節気)一粒万倍日になる日の十二支2027年の節入り日
寅月(立春)丑・午2月4日
卯月(啓蟄)酉・寅3月6日
辰月(清明)子・卯4月5日
巳月(立夏)卯・辰5月6日
午月(芒種)巳・午6月6日
未月(小暑)酉・午7月7日
申月(立秋)子・未8月8日
酉月(白露)卯・申9月8日
戌月(寒露)酉・午10月8日
亥月(立冬)酉・戌11月8日
子月(大雪)亥・子2026年12月7日/2027年12月7日
丑月(小寒)卯・子1月5日
出典: 国立国会図書館『日本の暦』吉凶を表す言葉④(選日法は節切り)、国立天文台『暦要項 令和9年』

節入りの日を境に決まりが替わるので、カレンダーの月初めと暦の月がずれる点に気をつけてください。たとえば2027年3月4日(木)は、まだ寅の月なので午の日が一粒万倍日。3日後の7日(日)は卯の月に替わり、酉の日が該当します。

ここは意見が分かれるところです。節入りの時刻が夜遅い場合、その日を前の月と見るか新しい月と見るかで、暦によって1日ずれることがあります。和めぐりでは節入りの日から新しい月として数えました。

2027年でこの違いが結果に出るのは10月8日(金)です。寒露の節入りは21時17分。この日の十二支は申で、前の酉の月の決まり(卯・申)なら一粒万倍日、新しい戌の月の決まり(酉・午)なら該当しません。和めぐりの表では該当しない扱いにしています。1月5日(小寒 23時10分)も夜の節入りですが、申の日なので、どちらの数え方でも一粒万倍日にはなりません。(出典: 国立天文台『暦要項 令和9年 二十四節気』、国立国会図書館『日本の暦』吉凶を表す言葉④)

ほかの暦やカレンダーと見比べて1日だけ違う場合は、たいていこの節入りの扱いが理由です。どちらが正しいという話ではないので、気になる人は前後の確実な日を選んでおくと迷いません。

天赦日・寅の日・巳の日との違い

一緒に語られる吉日は、決まり方がそれぞれ違います。混同しやすいので表にまとめました。

暦注決まり方2027年の日数言われていること
一粒万倍日節月ごとに2つの十二支60日始めたことが大きく実る。借金・借り物は凶
天赦日季節ごとに決まった干支(春 戊寅・夏 甲午・秋 戊申・冬 甲子)6日天が万物を許す日、万事に吉
寅の日日の十二支が寅30日鞍馬寺では毘沙門天の縁日として初寅大祭
巳の日日の十二支が巳31日公的な解説は確認できなかった
甲子六十干支の1番目6日吉とされ、大黒天を祭る甲子祭
出典: 国立国会図書館『日本の暦』吉凶を表す言葉③④、鞍馬寺『年中行事』。日数は編集部が算出

一粒万倍日と寅の日・巳の日が重なる日を拾うと、2027年は次の5日でした。

日付(2027年)日の干支重なる暦注
3月12日(金)庚寅一粒万倍日・寅の日
3月24日(水)壬寅一粒万倍日・寅の日
6月7日(月)丁巳一粒万倍日・巳の日
6月19日(土)己巳一粒万倍日・巳の日
7月1日(木)辛巳一粒万倍日・巳の日
出典: 国立国会図書館『日本の暦』の選日表と国立天文台『暦要項 令和9年』から編集部が算出

寅の日と重なるのは寅・酉の日が該当する卯の月(3月)だけ。巳の日と重なるのは、巳・午が該当する午の月(6月6日〜7月6日)の3日に限られます。十二支の決まりから、重なる月がおのずと決まってくるわけです。

天赦日について、国立国会図書館は「百神が天に会合し、天が万物を許す日であり、万事にわたって吉」と説明しています。季節で干支が替わるため、年に5〜6日しかありません。(出典: 国立国会図書館『日本の暦』吉凶を表す言葉③下段)

一方で同じ展示は、選日の多くが「現在ではあまり使われなくなっています」とも書いています。暦注は信仰や慣習の一部で、効き目を約束するものではありません。(出典: 国立国会図書館『日本の暦』吉凶を表す言葉②中段)

大安や不成就日はこの記事のカレンダーに入れていません。どちらも旧暦の月日から数えるもので、節月で数える一粒万倍日とは計算の土台が違うからです。不成就日を避けたい人は、六曜入りの暦で別に確かめてください。

“一粒万倍日に神社へ”を実際の予定にするなら

神社への参拝に、決まった吉日はありません。神社本庁の参拝方法の案内も、手水や拝礼の作法を説明するもので、日を選ぶようには書いていません。(出典: 神社本庁『参拝方法』)

それでも、何かを始める節目に手を合わせたい、という気持ちに暦は使いやすい道具です。和めぐり編集部は「吉日だから行く」より「始める日を決めて、その前後に参る」くらいの距離感をすすめています。

寅の日なら鞍馬寺、初寅と納めの寅

寅の日と結びつきが深いのが京都の鞍馬寺(京都市左京区)です。公式サイトの年中行事によると、鞍馬山に毘沙門天が現れたのは寅の月・寅の日・寅の刻と伝わり、新年初めての寅の日に初寅大祭、12月最後の寅の日に「おさめの寅」が行われます。(出典: 鞍馬寺『年中行事』)

2027年に当てはめると、新年初めての寅の日は1月11日(月・祝)、12月最後の寅の日は12月25日(土)です。行事の正式な日時は、年末年始に公式サイトで改めて確認してください。(出典: 鞍馬寺『年中行事』、日付は編集部が算出)

鞍馬寺(京都市左京区鞍馬本町1074)

商売繁昌を願うなら稲荷社

伏見稲荷大社(京都市伏見区)では、初午大祭で授与される「しるしの杉」が商売繁昌・家内安全の御符として受けられてきたと公式サイトにあります。2027年の初午は2月8日(月)で、一粒万倍日と重なりました。(出典: 伏見稲荷大社『祭礼と行事』)

愛知県の豊川閣 妙厳寺(愛知県豊川市)も稲荷の名で親しまれる寺院です。京都府内の社寺は京都府の神社・お寺一覧から探せます。

社名にお金の字を持つ社寺

社名や通称に「銭」「金」の字が入る社寺には、銭洗弁財天宇賀福神社(神奈川県鎌倉市)、御金神社(京都市中京区)があります。ご利益や参拝できる時間はそれぞれの公式案内で確かめてから出かけてください。

どの神社でも、参拝の基本は同じです。手水は手水の作法、拝礼は二礼二拍手一礼のやり方、時間帯は神社のお参りは何時まで?を見ておくと安心できます。

当日の段取りは、いつもの参拝と同じ

吉日だからといって、特別な作法が加わるわけではありません。神社本庁の案内に沿うと、流れは次のようになります。

  1. 鳥居の前で軽く一礼してから境内に入る
  2. 手水舎で、右手で柄杓を取って左手、持ち替えて右手を清め、左の手のひらに受けた水で口をすすぐ
  3. 神前でお賽銭を静かに納め、深いお辞儀を2回、拍手を2回、最後に深いお辞儀を1回

柄杓に直接口をつけない、水盤に水を戻さない、という注意も神社本庁のページにあります。独自の拝礼を伝える神社では、その神社の作法が優先です。(出典: 神社本庁『参拝方法』)

お賽銭の額にも決まりはありません。神社本庁の解説では、もとは海や山の幸、とくにお米を供えていたものが、貨幣の普及とともに金銭に替わったとされています。投げ入れずに丁寧に納めるのが望ましい、という点だけ覚えておけば足ります。(出典: 神社本庁『お賽銭』)

一粒万倍日に合わせて出かけると、つい「何をお願いするか」に気持ちが向きがちです。編集部としては、始めたいことを一つに絞り、言葉にして伝えるほうが、あとで振り返りやすいと考えています。

土日・祝日に当たる一粒万倍日

遠くの神社に行くなら、休日に当たる日を選ぶのが現実的です。2027年の一粒万倍日60日のうち、土曜・日曜・祝日は19日ありました。

季節土日・祝日の一粒万倍日
1〜3月1月9日(土)、1月24日(日)、2月20日(土)、2月27日(土)、3月7日(日)
4〜6月4月18日(日)、6月5日(土)、6月19日(土)、6月20日(日)
7〜9月7月17日(土)、8月7日(土)、8月8日(日)、9月26日(日)
10〜12月10月3日(日)、10月9日(土)、10月30日(土)、11月14日(日)、11月27日(土)、12月11日(土)
出典: 国立天文台『暦要項 令和9年』の祝日・節入り日と、国立国会図書館『日本の暦』の選日表から編集部が算出

願い事を絵馬に書くなら絵馬の書き方と願い事の例、お賽銭の額で迷うならお賽銭の金額と意味も合わせてどうぞ。

財布の使い始めは“出す日”。借りる予定は避けたい

国立国会図書館の解説では、一粒万倍日は仕事始め・開店・種まき・出金に吉とされます。一方で「増える意味があるため、借金、借り物は凶」とも書かれています。(出典: 国立国会図書館『日本の暦』吉凶を表す言葉④)

新しい財布をおろす日に一粒万倍日が選ばれるのは、この「出金に吉」という考え方と合うからでしょう。お金を出すことが増えて返ってくる、という読み方です。

逆に、ローンの契約や物の借り入れをこの日に入れるのは、暦の上では避けたほうがよい組み合わせになります。

したいこと一粒万倍日との相性2027年に選ぶなら
財布の使い始め出金に吉とされる12月11日(土)、9月26日(日)
仕事始め・開業万事を始めるによい1月9日(土)、4月6日(火)
種まき・苗の植え付け種まきに吉とされる3月7日(日)、4月18日(日)
借金・借り物凶とされる一粒万倍日以外の日に
出典: 国立国会図書館『日本の暦』吉凶を表す言葉④。日付の例は編集部が選んだもの

新しい財布をいつ買うか、という点も考えておきたいところです。購入日と使い始めの日を分け、手元に届いてから一粒万倍日を待つ人もいます。編集部としては、年末の12月11日まで待つより、手に入った週の一粒万倍日におろすくらいの気軽さで十分だと考えています。

気をつけたいこと: 一粒万倍日は「悪いことも万倍になる」と言われることがあります。国立国会図書館の解説にあるのは借金・借り物を凶とする記述までで、それ以上の意味づけは各地の言い伝えや個人の解釈です。

厄年や八方塞がりに当たる年の人は、吉日よりもまずお祓いの時期を考えたいかもしれません。厄年早見表2027と八方塞がり2027とお祓いに、2027年の該当年と時期をまとめています。

ここが気になる、暦の小さな疑問

Q
一粒万倍日と不成就日が重なったら?
A

不成就日は旧暦の月日で決まり、8日おきにめぐる日。国立国会図書館の解説には「万事不成就の日で、事を起こすには良くない日」とあります。編集部は、重なった日に大きなことを始めるのは見送り、近くの別の一粒万倍日に回す考え方をとっています。

Q
節入りの日は前の月と新しい月のどちらで数える?
A

和めぐりでは節入りの日から新しい節月として数えています。節入りの時刻が深夜に近い年は暦によって扱いが分かれ、1日ずれる場合があります。2027年は1月5日(小寒 23時10分)と10月8日(寒露 21時17分)が夜の節入りです。

Q
2027年の一粒万倍日は何日ある?
A

60日です。月ごとでは4〜6日。天赦日は6日で、そのうち一粒万倍日と重なるのは7月14日・9月26日・12月11日の3日です。

Q
当日に神社へ行けないときはどうする?
A

参拝の日をずらしてかまいません。神社への参拝に吉日の決まりはないので、一粒万倍日には財布をおろす、計画を書き出すといった家でできることを済ませ、参拝は次の休日に回す、という分け方でも十分です。

Q
週末に当たる天赦日はいつ?
A

2027年の天赦日6日のうち、土日は2月28日(日)・5月15日(土)・9月26日(日)・12月11日(土)の4日です。4月29日は木曜ですが昭和の日で休日。平日は7月14日(水)だけでした。

Q
御朱印をいただくのも一粒万倍日がいい?
A

御朱印に日を選ぶ決まりはありません。いただいた日付が残るので、記念の日にしたい人が吉日を選ぶことはあります。いただき方は御朱印のもらい方とマナー、御朱印帳を新しくするなら御朱印帳の選び方を参考にしてください。

迷ったときの選び方

天赦日の6日、休日に当たる一粒万倍日、そして自分の予定。この3つを重ねて、合う日が見つかればそれで十分です。

たとえば、会社勤めで土日が休み、近くの神社に月1回は参りたい人を想定してみます。2027年は5月を除く11か月で、土日か祝日に一粒万倍日が少なくとも1日あります。月の予定表に先に書き込んでおけば、わざわざ吉日を探す手間はほとんどかかりません。

5月だけは一粒万倍日がすべて平日に当たりました。連休の3日〜5日はどれも該当せず、6日の立夏をはさんで12日(水)・13日(木)・24日(月)・25日(火)という並びです。この月は、15日(土)の天赦日を参拝の日にあてるのが素直な選び方でしょう。

6月と10月は休日の一粒万倍日が3日ずつあり、予定を合わせやすい月です。

反対に、平日の天赦日である7月14日(水)に無理をして休みを取る必要はない、というのが編集部の考えです。その週の週末、17日(土)も一粒万倍日に当たります。

暦は予定を決めるきっかけにすぎません。行事の多い月を知りたいときは神社・お寺の年間行事カレンダー、節分の厄除けは節分の厄除けも役に立ちます。

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お寺用・神社用の使い分けや選び方は本文で解説しています。

参考・出典

参照日: 2026年11月5日

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