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酒田市のお寺を宗派別に一覧|曹洞宗65か寺と寺町・観音6札所

酒田市のお寺を宗派別に一覧 行事・作法関連
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65か寺。曹洞宗が公開している寺院検索で、住所が酒田市になっている寺の数です。

浄土宗の8か寺と日蓮宗の6か寺を足すと79か寺になり、そのうち8割強を曹洞宗が占めます。ただ、市街地の寺町を歩くと、即身仏の真言宗・海向寺や、本間家の菩提寺である真宗大谷派の浄福寺にも行き当たる。港町の寺は宗派がまじり合っています。

宗派ごとの数、合併前の4地域での分かれ方、寺町の主な寺、庄内三十三観音の札所、永代供養を受け付けている寺を、宗派の公式検索と酒田観光物産協会、各寺の公式サイトをもとに並べました。

宗派別に数えると79か寺、うち65か寺が曹洞宗

寺の名前ではなく、住所が酒田市になっている寺を各宗派の検索から拾いました。

宗派酒田市の寺院数調べた資料主なお寺
曹洞宗65曹洞禅ナビ 寺院検索持地院・海晏寺・泉流寺・総光寺・宝蔵寺(山寺)・円通寺(麓)
浄土宗8浄土宗 寺院検索林昌寺・善導寺・浄徳寺・瑞相寺・心光寺
日蓮宗6(ほか教会1)日蓮宗全寺院マップ蓮尚寺・妙隆寺・孝祥寺・立正寺・妙玄寺
合計(3宗派)79——
出典: 曹洞宗『曹洞禅ナビ』寺院検索(2026年10月5日取得)、浄土宗『寺院検索 酒田市』、日蓮宗『日蓮宗全寺院マップ 酒田市』(2026年11月3日確認)を和めぐりが集計。真言宗・浄土真宗・臨済宗ほかは市町村別に引ける宗派の一覧を確認できなかったため数えていない
酒田市の寺院数(宗派の寺院検索で住所が酒田市のもの)
出典: 曹洞禅ナビ・浄土宗寺院検索・日蓮宗全寺院マップを和めぐり集計(2026年10〜11月)

曹洞宗の比率は、同じ方法で数えた米沢市のお寺一覧(3宗派70か寺のうち56か寺)とほぼ同じです。庄内も置賜も、農村部の寺の多くが曹洞宗という構図は変わりません。県内の曹洞宗寺院は山形の曹洞宗のお寺一覧にまとめています。

表に入っていない宗派にも、酒田を代表する寺があります。海向寺と生石の延命寺(生石)は真言宗智山派、浄福寺は真宗大谷派、寿町の大信寺は浄土真宗本願寺派です。どれも酒田観光物産協会の案内で宗派が確認できました。浄土真宗の二派の違いは山形県の浄土真宗のお寺で説明しています。出典: 酒田さんぽ(一般社団法人酒田観光物産協会)各スポットページ(2026年11月確認)

数が合わない、と感じた人もいるかもしれません。

寺院の検索サイトには「酒田市に119か寺」とするものもあります。宗派側の公式検索で数えられたのは79か寺。その差を埋める資料は、真言宗や浄土真宗の側では見つけられませんでした。編集部は、数えられない宗派を推計で埋めるより、確かめられた数だけを出すほうを選んでいます。

八幡・松山・平田の山あいにも、寺は30か寺ある

いまの酒田市は、2005年11月1日に旧酒田市と八幡町・松山町・平田町が合併してできた市です。出典: 山形県『市町村合併の状況(平成17年11月1日)』

曹洞宗65か寺の住所を郵便番号の区域で分けると、旧町ごとの分布が見えてきます。八幡・松山・平田の3地域だけで30か寺。市街地から車で20〜30分かかる寺が、全体の半分近くを占めています。

地域(郵便番号の区域)曹洞宗の寺主な地名主なお寺
旧酒田市(998-・999-77/81/84)35相生町・日吉町・亀ヶ崎・本楯・新堀持地院・海晏寺・泉流寺・正徳寺・天正寺・青原寺
八幡地域(999-82)15市条・麓・升田・青沢・大蕨円通寺(麓)・普門院・慈眼寺・宝泉寺
平田地域(999-67)10飛鳥・砂越・楢橋・北俣・田沢東光寺・長應寺・雲龍寺・龍雲寺
松山地域(999-68)5総光寺沢・山寺・竹田・茗ヶ沢総光寺・宝蔵寺(山寺)・龍澤寺
出典: 曹洞宗『曹洞禅ナビ』寺院検索(2026年10月5日取得)の住所を郵便番号の区域で和めぐりが集計。区域と旧町の境は完全には一致しない場合がある

八幡地域の麓には、曹洞宗の円通寺と種雲院、浄土宗の長福寺が楯ノ腰という同じ字に並んでいます。円通寺の山門は、16世紀に来次氏が築いた観音寺城の裏城門をそのまま使ったものと伝わり、境内には城主の墓も残ります。出典: 酒田さんぽ(一般社団法人酒田観光物産協会)『見龍山 円通寺』(2026年11月確認)

同じ名前の寺が二つある点にも気をつけてください。曹洞宗の一覧だけで、円通寺が吉田と麓に、宝蔵寺(宝藏寺)が山寺と下青沢にそれぞれあります。法事の連絡や郵送の前に、住所まで確かめると行き違いがありません。

日吉町・相生町・中央西町は、歩いて回れる寺町

北前船で栄えた湊町の寺は、日和山の東側にまとまっています。東北観光推進機構が紹介している街歩きの道順は、海晏寺→浄福寺→持地院→下日枝神社→海向寺の5か所。酒田駅から歩くと約6km、日和山公園からなら約3kmです。出典: 東北観光推進機構『酒田の寺町歩き』

お寺宗派創建・開山見どころ
海晏寺(相生町)曹洞宗1394年近年建て直された三重塔
正徳寺(相生町)曹洞宗1458年海晏寺3世の正全が開く
天正寺(相生町)曹洞宗1469年鶴岡・善宝寺の末寺。船形千手観音像
泉流寺(中央西町)曹洞宗1501〜04年藤原秀衡の妹「徳の前」の泉流庵が始まり
浄福寺(中央西町)真宗大谷派1475年1800年完成の唐門(市指定文化財)
持地院(日吉町)曹洞宗記載なし基壇を含め高さ17mの酒田大仏
海向寺(日吉町)真言宗智山派慶長年間(1600年代)2体の即身仏
出典: 酒田さんぽ(酒田観光物産協会)『海晏寺』『正徳寺』『天正寺』『泉流寺』『浄福寺』『持地院』『海向寺』(2026年11月確認)

いちばん古い記録を持つのは相生町の海晏寺で、開山は1394年。隣り合う正徳寺は海晏寺の第3世が開いた寺で、もとは裏手の砂浜にあったものを最上氏の時代に移したと伝わります。相生町2丁目3番の中に、正徳寺(27番)と海晏寺・瑞泉庵(33番)が並ぶ住所の近さは、その名残でしょう。出典: 酒田さんぽ(一般社団法人酒田観光物産協会)各スポットページ(2026年11月確認)

泉流寺の由来は酒田の町の成り立ちそのものです。平泉の藤原氏が滅んだとき、秀衡の妹「徳の前」が36人の家臣と酒田へ落ちのび、尼となって泉流庵を結んだのが始まりとされます。家臣たちは廻船問屋を営む「三十六人衆」となり、湊町の自治を担いました。出典: 酒田さんぽ(一般社団法人酒田観光物産協会)『泉流寺』(2026年11月確認)

浄福寺の唐門は、本間家3代の本間光丘の寄進で1800年に完成した、酒田でいちばん古い建造物です。浄福寺は本間家の菩提寺でもあります。光丘の名は近くの光丘神社にも残っています。出典: 酒田さんぽ(一般社団法人酒田観光物産協会)『浄福寺』(2026年11月確認)

寺町に入ったら、山門で一礼して本堂の前で手を合わせるところまでにしておくのが無難です。法事の最中の寺もあり、境内の奥まで入るのは遠慮したい。参拝の作法はお寺の参拝作法にまとめました。

海向寺の場所(酒田市日吉町2-7-12)。持地院・下日枝神社とは歩いて数分の距離

海向寺は火曜休み、総光寺は冬に閉じる

観光で訪ねる人が多い寺の拝観条件を、各寺の公式サイトと酒田観光物産協会の案内から並べました。曜日の定休や冬の休み、団体の事前申し込みが寺ごとに違います。

お寺拝観・参拝時間休み・申し込み料金・御朱印
海向寺4〜10月 9:00〜17:00/11〜3月 9:00〜16:00火曜、1月1〜3日大人500円・高校生300円・小中学生200円。御朱印は書き置きのみ
総光寺8:00〜17:00(冬季は16:00まで)12月〜3月中旬は休み。団体は事前申し込み(はがき)庭園拝観は有料(料金は寺に問い合わせ)
持地院9:00〜16:00団体は事前申し込み御朱印あり(持地院)
延命寺(生石)8:00〜17:00団体は事前申し込み御朱印あり(延命寺)
円通寺(麓)9:00〜17:00事前申し込みが必要御朱印あり(円通寺)
出典: 海向寺 公式サイト、總光寺 公式サイト、酒田さんぽ『総光寺』『持地院』『延命寺』『円通寺』(2026年11月確認)

海向寺は、庄内に6体ある即身仏のうち2体を祀る寺です。1つの寺に2体というのは全国でここだけと酒田観光物産協会は紹介しています。湯殿山の仙人沢で千日の修行を積んだ忠海上人と円明海上人で、毎年8月1日から3日の縁日(夜会式)には夜も拝観できます。出典: 酒田さんぽ(一般社団法人酒田観光物産協会)『砂高山 海向寺』(2026年11月確認)

料金は公式サイトで大人500円。20人以上の団体料金(大人400円)もありますが、廃止の告知が出ているので、団体で行く人は事前に確かめてください。御朱印は書き置きの紙だけで、郵送やネットでの授与はしていないと寺は告知しています。出典: 海向寺 公式サイト

松山地域の総光寺は、1384年に月庵良圓禅師が開いた曹洞宗の寺です。参道の約100mに、きのこのような形に刈り込まれた杉が約120本並び、1956年に県の天然記念物になりました。植えられたのは江戸初期の元和年間といわれます。庭園「蓬莱園」は国の名勝、1811年建立の山門は市の文化財。出典: 總光寺 公式サイト、酒田さんぽ『洞瀧山 総光寺』

総光寺は12月から3月中旬まで拝観を休みます。いまの時期に行くなら11月中に。

御朱印帳・参拝グッズを探す

お寺用・神社用の使い分けや選び方は本文で解説しています。

庄内三十三観音のうち、酒田市内の札所は6か寺

酒田の寺を御朱印で回るなら、庄内三十三観音の札所が目安になります。酒田観光物産協会が札所として紹介している酒田市内の寺は、次の6か寺でした。

札所お寺御本尊訪ねる前に
第10番持地院千手観世音菩薩団体は事前申し込み
第11番円通寺(麓)准胝観世音菩薩事前申し込みが必要
第12番総光寺聖観世音菩薩12月〜3月中旬は休み
第13番宝蔵寺(山寺)聖観世音菩薩拝観希望ははがきで申し込み
第17番東光寺(飛鳥)十一面観世音菩薩事前申し込みが必要。朱印は観音堂玄関の右
第18番延命寺(生石)聖観世音菩薩団体は事前申し込み
出典: 酒田さんぽ『持地院』『円通寺』『総光寺』『宝蔵寺』『東光寺』『延命寺』(2026年11月確認)

6か寺のうち5か寺が曹洞宗、生石の延命寺だけが真言宗智山派です。延命寺の本尊は楠の一木造りで等身大の聖観音、平安時代の作とされます。境内に並ぶ南北朝時代の板碑30基は「生石板碑群」として県の文化財になっています。出典: 酒田さんぽ(一般社団法人酒田観光物産協会)『生石山 延命寺』(2026年11月確認)

平田地域・飛鳥の東光寺の十一面観音は、羽黒・高寺とあわせて「庄内三大霊仏」と呼ばれてきました。酒田の港で光る流木から九体の観音が刻まれ、三か所に分けて祀られたという縁起が伝わります。出典: 酒田さんぽ(一般社団法人酒田観光物産協会)『薬王山 東光寺』(2026年11月確認)

札所の多くは「事前申し込み」を求めています。団体だけが対象の寺と、個人にも求める寺の両方がある。私たちは、円通寺・東光寺・宝蔵寺については個人の参拝でも前日までに電話で一言伝えておくほうがよいと考えています。

御朱印帳の出し方や納経料の渡し方は御朱印のもらい方とマナーに、県内の御朱印の寺社は山形の御朱印めぐりにまとめてあります。

永代供養や合葬墓は、公式に案内している寺から聞く

酒田市内で、永代供養墓や合葬墓を公式サイトで案内している寺は、今回確認できた範囲では2か寺でした。

お寺宗派案内している墓条件
総光寺曹洞宗仏舎利塔を囲む永代供養墓(合祀)宗派を問わず、無宗派でも申し込み可
浄福寺真宗大谷派合葬墓と集合墓(8区画)区画墓地を持たない人向け。受付 9:00〜17:00
出典: 總光寺「仏舎利塔・永代供養墓」、浄福寺「合葬墓・集合墓のご案内」(2026年11月確認)

どちらも料金は公式サイトに出ていません。問い合わせるときは、費用のほかに「納骨後に個別の安置期間があるか」「年忌法要は頼めるか」「檀家になる必要があるか」の3つを聞くと、比べやすくなります。

浄福寺の集合墓は、親族だけで入りたい人向けの区画です。合葬墓と違ってほかの家の遺骨と一緒にならないので、実家の墓じまいを考えている人には現実的な選択肢になります。寺院墓地を使うときの檀家としての付き合いは寺院墓地と檀家の関係で説明しました。

庄内全体で探すなら山形で永代供養ができるお寺と費用相場に、樹木葬なら山形県の樹木葬ができるお寺・霊園に受け入れ先と費用を載せています。

酒田のお寺で、よく聞かれること

Q
即身仏はどこで拝めますか?
A

酒田市内では日吉町の海向寺に2体の即身仏が祀られています。拝観は火曜と1月1〜3日を除く毎日で、4〜10月は9時から17時、11〜3月は16時までです。毎年8月1〜3日の縁日には夜間も拝観できます。

Q
本間家の菩提寺はどこですか?
A

中央西町の浄福寺(真宗大谷派)です。境内の唐門は本間光丘の寄進で1800年に完成し、酒田市の文化財になっています。

Q
きのこ杉の総光寺へは冬でも行けますか?
A

12月から3月中旬までは拝観を休んでいます。公式サイトによると2026年は4月1日から拝観を再開しました。冬に訪ねる場合は、寺のSNSや電話で確かめてからにしてください。

Q
曹洞宗の家ですが、酒田で菩提寺を探すにはどうすればいいですか?
A

曹洞宗の寺院検索「曹洞禅ナビ」で住所から探せます。酒田市内には65か寺あり、市街地だけでなく八幡・松山・平田の各地域にもあります。実家に近い寺から電話で相談するのが早道です。

ここまでの要点

  • 宗派の公式検索で数えた酒田市の寺は79か寺。曹洞宗65・浄土宗8・日蓮宗6
  • 曹洞宗65か寺のうち30か寺は八幡・松山・平田の3地域にある
  • 寺町(相生町・日吉町・中央西町)は駅から約6kmの徒歩圏。海向寺は火曜休み
  • 庄内三十三観音の市内6札所は、事前申し込みを求める寺が多い
  • 永代供養墓・合葬墓を公式に案内しているのは総光寺と浄福寺

庄内の隣の市は鶴岡市のお寺一覧で、県内の別の市は山形市のお寺一覧で同じように整理しています。神社も含めて探すなら山形県の神社・お寺一覧から。酒田市内の神社では日枝神社や八雲神社、亀ケ崎の観音寺(亀ケ崎)、日吉町の光国寺のページもあります。

御朱印帳・参拝グッズを探す

お寺用・神社用の使い分けや選び方は本文で解説しています。

参考・出典

参照日: 2026年11月3日(曹洞禅ナビのみ2026年10月5日)

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全国の神社・お寺のデータベースを運営し、御朱印・参拝作法・年中行事・お墓・葬儀のマナーを、神社本庁・各宗派・寺社公式・自治体の情報にもとづいて解説しています。

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