「鳥居があるのが神社で、お寺には仏像がある」――なんとなく分かっていても、いざ参拝となると「お寺でも拍手していいの?」「初詣や厄除けはどっちに行くもの?」「御朱印は一緒の帳面でいい?」と迷う方は少なくありません。
結論から言うと、神社は日本の神さまをお祀りする「神道」の施設、お寺は仏さまをお祀りし僧侶が修行・布教する「仏教」の施設です。いちばん実用的な違いは参拝の作法で、神社は「二拝二拍手一拝」、お寺は拍手をせずに「静かに合掌」します。一方で、初詣・厄除け・お守り・御朱印などは神社にもお寺にもあり、「どちらでなければいけない」という決まりはありません。
この記事では、文化庁の宗教統計調査、神社本庁、清水寺など公式の情報をもとに、神社とお寺の違いを15項目の一覧表で整理し、建物での見分け方、参拝方法、名前の付き方、歴史(神仏習合と神仏分離)、数の比較、初詣・厄除けなどシーン別の使い分け、御朱印やお葬式の違い、英語での言い方までをわかりやすく解説します。
この記事の要点
・神社=神道(日本の神さま)、お寺=仏教(仏さま・僧侶)
・神社は「二拝二拍手一拝」、お寺は拍手せず合掌して一礼
・入口の目印は神社が「鳥居」、お寺が「山門」
・全国の数は神社80,570・寺院76,390(2024年末、文化庁)でほぼ同数
・江戸時代までは神社とお寺が一体の「神仏習合」が一般的だった
- 神社とお寺の違いとは?わかりやすく言うと「神さま」と「仏さま」
- 神社とお寺の違い15項目を一覧で比較
- 見た目・建物の違い|鳥居と山門で見分ける
- 参拝方法・作法の違い|神社は二拝二拍手一拝、お寺は合掌
- 名前の違い|「神宮・大社・八幡宮」と「寺・院・大師」
- 神社とお寺の歴史|明治までは「神仏習合」で一体だった
- 数で見る神社とお寺|全国に神社80,570・寺院76,390
- 初詣・厄除け・お宮参りはどっち?シーン別の使い分け
- 御朱印・お守り・おみくじの違い|両方にあるけれど意味が違う
- お葬式・お墓の違い|神葬祭と仏式葬儀
- 神社とお寺は英語で何という?まとめての呼び方も
- 神社とお寺を参拝するときに失敗しない3つのポイント
- 神社とお寺の違いに関するよくある質問
- まとめ:違いを知ると神社もお寺ももっと楽しくなる
- 参考・出典
神社とお寺の違いとは?わかりやすく言うと「神さま」と「仏さま」
神社とは:八百万の神々をお祀りする神道の場所
神社本庁は「神社について」の中で、神社を「神さまをお祀りする神聖な場所」と説明しています。古来、日本人は岩や木、山や海、火や水、風や大地といった自然の中に神を感じ、その信仰を中心に建てられた建物が神社と呼ばれるようになりました。神道は数えきれないほど多くの神々、つまり八百万(やおよろず)の神々を信仰の対象とし、八幡さまやお稲荷さまのように全国で親しまれる神さまもいれば、その土地だけを守る神さまもいます。
なかでも身近なのが、自分の住む地域を守る氏神(うじがみ)さまです。神社本庁のよくあるご質問によれば、氏神さまはご自宅にいちばん近い神社であることが多く、分からなければ最寄りの神社を訪ねて神職に尋ねるのがよいとされています。
お寺とは:仏さまをお祀りし、僧侶が修行・供養を行う仏教の場所
お寺(寺院)は、インドで生まれ中国・朝鮮半島を経て日本に伝わった仏教の施設です。本堂には本尊として釈迦如来・阿弥陀如来・観音菩薩・不動明王などの仏像が安置され、僧侶が住んで修行や法要を行います。浄土宗・浄土真宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗・真言宗・天台宗など宗派ごとに教えや作法が異なり、檀家(だんか)として葬儀や法事、お墓の管理をお願いする家が多いのも神社にはない特徴です。
つまり、神社は「神さまに日々の感謝や願いを伝える場所」、お寺は「仏さまの教えに触れ、先祖や故人を供養する場所」という性格の違いがあります。宗派による違いは戒名とは?宗派別の違いでも詳しく紹介しています。
神社とお寺の違い15項目を一覧で比較
まずは全体像をつかむために、宗教・建物・作法・授与品・葬儀などの違いを一つの表にまとめました。細かい点は神社やお寺、宗派によって異なるため、あくまで一般的な傾向として参考にしてください。
| 項目 | 神社 | お寺 |
|---|---|---|
| 宗教 | 神道(日本で生まれた信仰) | 仏教(インドで生まれ日本に伝来) |
| お祀りする対象 | 神さま(八百万の神、氏神、祖先神など) | 仏さま(如来・菩薩・明王など) |
| 入口の目印 | 鳥居 | 山門(仁王門・楼門) |
| 入口の守り | 狛犬(お稲荷さんは狐など) | 仁王像(金剛力士像) |
| 中心の建物 | 本殿・拝殿 | 本堂(金堂) |
| その他の建物 | 神楽殿・社務所・摂社末社 | 五重塔・鐘楼・講堂・庫裏 |
| お仕えする人 | 神職(宮司・禰宜など)・巫女 | 僧侶(住職・副住職など) |
| 拝礼の作法 | 二拝二拍手一拝 | 合掌して一礼(拍手しない) |
| お供え・お清め | 手水・お賽銭・玉串 | 手水・お賽銭・線香・ろうそく |
| 主な祈りの言葉 | 祝詞(のりと) | お経(読経)・念仏・題目 |
| 祈祷の呼び名 | ご祈祷・お祓い | ご祈祷・護摩祈祷・法要 |
| お礼の表書き | 初穂料・玉串料 | お布施・ご祈祷料 |
| お葬式 | 神葬祭(通夜祭・葬場祭・五十日祭) | 仏式葬儀(通夜・告別式・四十九日) |
| お墓 | 境内に墓地を持つことはまれ | 境内墓地を持つお寺が多い |
| 全国の数(2024年末) | 神社 80,570 | 寺院 76,390 |
表のとおり、宗教そのものが違うため、建物・人・作法・儀式の名前まで違います。ただし「お守り」「おみくじ」「お賽銭」「御朱印」のように、両方にある共通点も多いのが日本の社寺の面白いところです。
見た目・建物の違い|鳥居と山門で見分ける
初めて訪れた場所が神社かお寺か迷ったら、入口・入口の守り・中心の建物の3点を見ると見分けられます。鳥居は神さまの領域への入口を示すもので、くぐり方の作法は神社の鳥居のくぐり方と参拝の基本作法で詳しく解説しています。
| 見るポイント | 神社にあるもの | お寺にあるもの |
|---|---|---|
| 入口 | 鳥居(朱色・白木・石など) | 山門・仁王門(屋根のある門) |
| 門の左右 | 狛犬・狐(稲荷)・牛(天満宮)など | 仁王像(阿形・吽形) |
| 建物の屋根 | 千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)がある社殿も | 瓦屋根の本堂、五重塔・三重塔 |
| 音の出るもの | 拝殿の鈴 | 鐘楼の梵鐘・本堂の鰐口(わにぐち) |
| 香り | (基本的にない) | 常香炉の線香の煙 |
| しめ縄・紙垂 | 拝殿・御神木などに多い | 基本的にない(神仏習合の名残で例外も) |
| 墓地 | ほとんどない | 境内や隣接地にあることが多い |

ただし例外もあります。お寺の境内に鎮守社として小さな神社や鳥居があったり、逆に神社に仏教由来の建物が残っていたりするのは、後述する「神仏習合」の歴史があるためです。迷ったときは入口の案内板や社寺名を確認しましょう。
参拝方法・作法の違い|神社は二拝二拍手一拝、お寺は合掌
神社の参拝方法(神社本庁)
神社本庁の「参拝方法」では、参拝の基本を「再拝(二拝)・二拍手・一拝」としています。手水で心身を清めてから、次の手順で拝礼します。
- 鳥居の前で軽く一礼し、参道の中央を避けて進む
- 手水舎で、右手に柄杓を持って左手を洗い、持ち替えて右手を洗う。再び右手に持ち替え、左手のひらに水を受けて口をすすぎ、もう一度左手に水を流す
- 神前で姿勢を正し、腰を90度に折って2回拝礼する(二拝)
- 胸の高さで両手を合わせ、右手の指先を少し下にずらして2回拍手する(二拍手)
- 両手をそろえ、最後にもう1回拝礼する(一拝)
神社本庁は「神社によっては特殊な拝礼方法を行っているところもある」とし、その場合は神社の作法に従うよう案内しています。
お寺の参拝方法(清水寺)
お寺の作法の一例として、京都・清水寺の「お参りの作法と手順」を見てみましょう。手水の手順は神社とほぼ同じで、本堂ではお線香をお供えし、本尊の正面でお辞儀をしてお賽銭を入れ、心静かに合掌します。
- 山門の前で一礼してから境内に入る
- 手水舎で手と口を清める(柄杓に直接口を付けない)
- お線香を供える場合は、ろうそくの火をつけ、口で吹き消さずに手で扇いで消してから香炉に立てる
- 本尊の正面でお辞儀をし、お賽銭を入れる
- 胸の前で静かに合掌し、お参りする(拍手はしない)
| 手順 | 神社 | お寺 |
|---|---|---|
| 入口 | 鳥居の前で一礼 | 山門の前で一礼 |
| お清め | 手水(左手→右手→口→左手) | 手水(同様)。線香の煙を浴びる寺も |
| お供え | お賽銭 | お賽銭・線香・ろうそく |
| 鳴らすもの | 鈴 | 鰐口(ある場合) |
| 拝み方 | 二拝二拍手一拝 | 合掌して一礼 |
| 拍手 | する | しない |
お寺で拍手をしないのは、仏さまに対しては音を立てずに手を合わせ、心を静めて祈るのが基本だからです。うっかり拍手してしまっても慌てる必要はありません。次から合掌に戻せば大丈夫です。
初詣のときの作法や時期については初詣はいつまで?神社とお寺の作法にもまとめています。
御朱印帳・参拝グッズを探す
お寺用・神社用の使い分けや選び方は本文で解説しています。
名前の違い|「神宮・大社・八幡宮」と「寺・院・大師」
名前の付き方でも、神社かお寺かはおおよそ見分けられます。神社には「社号(しゃごう)」と呼ばれる称号があり、お寺は「山号・寺号」で呼ばれるのが一般的です。
| 名前の付き方 | 主な例 | どちら? |
|---|---|---|
| ○○神宮 | 伊勢神宮内宮、明治神宮(東京都渋谷区) | 神社 |
| ○○大社 | 出雲大社・春日大社・伏見稲荷大社 | 神社 |
| ○○宮・○○八幡宮・○○天満宮 | 鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)・日光東照宮 | 神社 |
| ○○明神・○○権現・○○稲荷 | 神田神社(神田明神) | 神社(神仏習合時代の呼び名が残る) |
| ○○寺(じ・てら) | 浅草寺(東京都台東区)・東大寺(奈良市)・増上寺(東京都港区) | お寺 |
| ○○院・○○庵・○○坊 | 塔頭(たっちゅう)や小規模な寺院に多い | お寺 |
| ○○大師・○○不動尊・○○観音 | 川崎大師(平間寺)・成田山新勝寺(千葉県成田市) | お寺 |
注意したいのは「権現」「明神」「稲荷」です。もともとは仏教の考え方と結びついた呼び名で、神社にもお寺にも使われることがあります。たとえば「豊川稲荷」は曹洞宗のお寺(妙厳寺)の通称です。名前で迷ったら、境内に鳥居があるか、本堂に仏像があるかを確かめましょう。
神社とお寺の歴史|明治までは「神仏習合」で一体だった
現在のように神社とお寺がはっきり分かれたのは、実は明治時代からです。国立国会図書館のレファレンス協同データベースによれば、江戸時代には伊勢神宮を除く大部分の神社に神宮寺(じんぐうじ)が置かれ、仏事を行う「社僧」がいました。神主と僧侶が同じ場所で神さまと仏さまをお祀りする神仏習合が当たり前だったのです。
- 古代自然の中の神々への信仰山・岩・森などに神を感じ、のちに社殿が建てられて神社となる
- 6世紀仏教の伝来大陸から仏教が伝わり、寺院の建立が始まる
- 奈良〜平安神仏習合が進む神社に神宮寺が建ち、神さまは仏さまの仮の姿とする考え(本地垂迹)も広まる
- 江戸時代社僧が神社を運営伊勢神宮を除く多くの神社に社僧(別当・検校など)が置かれる
- 明治元年(1868)神仏分離3月17日、政府が神社の別当・社僧に還俗を命じ、神社と寺院が分けられる
- 現在別々の宗教法人に神社・寺院はそれぞれ宗教法人として活動。習合の名残も各地に残る
この名残を今も見られるのが、栃木県の日光です。日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺三仏堂は「二社一寺」と呼ばれ、神社とお寺が隣り合って一つの聖地をつくっています。この「日光の社寺」は文化庁の世界遺産一覧によると平成11年(1999年)に世界遺産に登録されました。日光周辺の社寺は栃木県の神社・お寺一覧から探せます。

数で見る神社とお寺|全国に神社80,570・寺院76,390
文化庁の宗教統計調査(令和7年度、2024年12月31日現在)によると、全国の宗教団体のうち神社は80,570、寺院は76,390です。神社の方がやや多いものの、ほぼ同じ規模といえます。信者数(各団体の申告による)は神道系が86,359,612人、仏教系が80,463,918人で、両方を合わせると日本の人口を大きく上回ります。神社にもお寺にもお参りする日本人の「使い分け」が数字にも表れているといえるでしょう。
| 区分 | 神社 | 寺院 |
|---|---|---|
| 宗教団体数(宗教法人を含む) | 80,570 | 76,390 |
| うち宗教法人数 | 80,486 | 75,165 |
| 最も多い都道府県 | 新潟(4,657) | 愛知(4,506) |
| 2番目に多い都道府県 | 兵庫(3,858) | 大阪(3,350) |
| 3番目に多い都道府県 | 福岡(3,403) | 兵庫(3,283) |

神社が多いのは新潟県の神社・お寺一覧(4,657)、寺院が多いのは愛知県の神社・お寺一覧(4,506)です。大阪は寺院3,350に対して神社738と寺院の多さが際立ち、京都府の神社・お寺一覧や奈良県の神社・お寺一覧など古都にも寺院が集まっています。
初詣・厄除け・お宮参りはどっち?シーン別の使い分け
初詣や厄除けは「神社とお寺のどちらに行くべきか」とよく聞かれますが、多くの行事はどちらでもかまいません。大切なのは、自分や家族が信仰している、あるいはご縁を感じる場所にお参りすることです。代表的なシーンを整理しました。
| シーン | 神社 | お寺 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 初詣 | ◯ | ◯ | 両方にお参りしても問題ない(例:明治神宮(東京都渋谷区)・浅草寺(東京都台東区)) |
| 厄除け・厄祓い | ◯(厄祓い) | ◯(厄除け・護摩祈祷) | 数え年か満年齢かは社寺で異なる。厄年早見表2027 |
| お宮参り | ◯ | △ | 氏神さまにお参りするのが一般的 |
| 七五三 | ◯ | ◯ | お寺で七五三祈願を行うところも。七五三はいつ? |
| 結婚式 | ◯(神前式) | ◯(仏前式) | 神前式の方が一般的 |
| お葬式・法事 | ◯(神葬祭) | ◯(仏式) | 多くの家は菩提寺の宗派の仏式 |
| お墓 | △ | ◯ | 寺院墓地・霊園など。お墓・埋葬の種類 |
なお身内に不幸があった場合、神道では忌中(目安は五十日祭まで)の神社への参拝を控えるとされますが、お寺は忌中でもお参りできます。詳しくは喪中の初詣、神社はOK?をご覧ください。
御朱印・お守り・おみくじの違い|両方にあるけれど意味が違う
御朱印もお守りも、神社・お寺の両方でいただけます。ただし由来や扱い方に少し違いがあります。
- 御朱印:もともとお寺に写経を納めた証として授けられたのが始まりとされ、神社にも広まりました。お寺の御朱印には本尊名、神社の御朱印には社名が墨書されるのが一般的です。神社用とお寺用で御朱印帳を分ける人もいますが、一冊にまとめてもよいとする社寺が多く、分けるよう求められた場合はその指示に従いましょう
- お守り・お札:神社本庁のよくあるご質問では、お神札やお守りは1年ごとに新しく受けるのがよいとされ、古いものは受けた神社に納めるのが適切としています。返し方はお守りの返納方法完全ガイドで詳しく解説しています
- おみくじ:神社では神さまのお告げ、お寺では観音さまのお告げ(元三大師の観音籤など)とされ、吉凶の種類や文言が異なることがあります
- お礼の表書き:神社のご祈祷は「初穂料」「玉串料」、お寺のご祈祷は「ご祈祷料」「お布施」と書くのが一般的です
御朱印めぐりの実例は山形の御朱印おすすめでも紹介しています。
お葬式・お墓の違い|神葬祭と仏式葬儀
神社とお寺の違いがもっともはっきり表れるのがお葬式です。神社本庁のよくあるご質問は、神葬祭を「日本固有の葬儀を土台に整えられた葬儀式」で、亡くなった方の御霊(みたま)をお鎮めし、家の守り神としてお祀りするものと説明しています。通夜祭・葬場祭・五十日祭などが行われ、故人は仏教の「戒名」ではなく「諡(おくりな)」で呼ばれます。
一方の仏式葬儀は、僧侶の読経のもとで故人を仏弟子として送り出し、戒名(浄土真宗では法名)を授かります。通夜・葬儀・告別式のあと、初七日や四十九日の法要が続きます。お布施の考え方や費用はお寺の葬儀費用とお布施、戒名については戒名とは?宗派別の違いを参考にしてください。また神道では死を「穢れ(けがれ)」とする考え方から、神社の境内に墓地を設けることはまれで、神道式のお墓は公営霊園や民営霊園に建てるのが一般的です。
神社とお寺は英語で何という?まとめての呼び方も
外国人に説明するときや旅行ガイドでは、神社とお寺は次のように呼び分けます。
| 日本語 | 英語 | 補足 |
|---|---|---|
| 神社 | Shinto shrine / shrine | 「Jinja」とそのまま表記されることも |
| お寺 | Buddhist temple / temple | 「-ji」「-dera」はtempleの意味 |
| 鳥居 | torii (gate) | 神社の入口の門 |
| 神社仏閣・社寺 | shrines and temples | まとめて言うときの表現 |
神社とお寺をまとめて呼ぶときは、「社寺(しゃじ)」「寺社(じしゃ)」「神社仏閣(じんじゃぶっかく)」と言います。和めぐりでも、神社とお寺をあわせて「社寺」として紹介しています。
神社とお寺を参拝するときに失敗しない3つのポイント
- 入口で見分ける:鳥居なら神社、山門・仁王像ならお寺。迷ったら案内板の名称を確認する
- 拍手の有無を切り替える:神社は二拝二拍手一拝、お寺は合掌して一礼。出雲大社のように独自の作法を案内している神社では、その作法に従う
- 行事の時期を知っておく:初詣・節分・お彼岸・お盆など、神社とお寺の主な行事は日本の神社・お寺 年間行事カレンダーで月別に確認できる
神社とお寺の違いに関するよくある質問
- Q日光東照宮は神社ですか?お寺ですか?
- A
- Q神社とお寺の両方にお参りしてもいいですか?
- A
問題ありません。日本では江戸時代まで神さまと仏さまを一緒にお祀りする神仏習合が一般的で、初詣で神社とお寺の両方を回る人も多くいます。それぞれの作法でお参りしましょう。
- Qお寺で拍手をしてしまいました。失礼になりますか?
- A
お寺は拍手せず合掌するのが基本ですが、うっかり拍手してしまっても気にしすぎる必要はありません。次からは胸の前で静かに手を合わせてお参りしましょう。
- Q神社とお寺はどちらの数が多いですか?
- A
文化庁の宗教統計調査(2024年12月31日現在)では、神社が80,570、寺院が76,390で、神社の方がやや多くなっています。都道府県別では神社は新潟県、寺院は愛知県が最多です。
- Q神様がいるのは神社とお寺のどちらですか?
- A
神さまをお祀りしているのは神社、仏さまをお祀りしているのはお寺です。ただし、お寺の境内に鎮守として神社が祀られていたり、お寺の守護神として神さまがお祀りされていたりする例もあります。
まとめ:違いを知ると神社もお寺ももっと楽しくなる
神社とお寺の違いをあらためて整理すると、次のとおりです。
- 神社は神道で日本の神さま、お寺は仏教で仏さまをお祀りする
- 入口は神社が鳥居、お寺が山門。守り役は狛犬と仁王像
- 参拝は神社が二拝二拍手一拝、お寺は拍手せず合掌
- 全国の数は神社80,570・寺院76,390でほぼ同じ(2024年末)
- 明治元年の神仏分離までは神社とお寺は一体で、日光の二社一寺などにその名残がある
- 初詣・厄除け・お守り・御朱印はどちらにもあり、自分に縁のある場所でよい
違いが分かると、鳥居や山門をくぐるときの気持ちや、建物を見る目も変わってきます。次の休日は、近くの神社とお寺を見比べながらお参りしてみてはいかがでしょうか。
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お寺用・神社用の使い分けや選び方は本文で解説しています。

